繊維の敵は衣類害虫

繊維の敵は衣類害虫

目に見えない敵

大切なお洋服の繊維に住みついたり、食べてしまったりする虫がいます。中には体の大きさが1ミリに満たない虫もいますし、繊維の奥に潜んでいたりすることで、肉眼での確認が難しいのです。主に幼虫期に栄養分として繊維を食べ、成虫になってからはお洋服の中に潜んでいることでアレルギーの原因を引き起こしたり、卵を産んだりして、どんどんお洋服を占領していくのです。どんな虫が、どんな環境を好むのかを知ることで、大切なお洋服を守っていきましょう。


イガ

5月~10月に成虫として活動するこの虫は、25℃以下の気温が大好きです。一生を55日間で終えますが、その間に産卵をして世代交代をします。被害に遭いやすい=イガが大好物な繊維は、動物の毛・獣皮・羊毛・羽毛など、動物性の素材だけです。幼虫の体長は7ミリほどで、エサである洋服の繊維で繭をつくります。成虫は4.5ミリ程度の大きさになり、灰色がかったような色をしています。


コイガ

毛類・羽毛・羊毛・家具類・ピアノフェルト・天然剛毛・メリヤス布など、植物性の繊維でも生息することができます。25℃以下が適した環境なため、春から秋ごろまでの間は、産卵によって世代交代していきます。幼虫の体長は6~7ミリ、成虫は6~8ミリです。オスは飛び回ることもあり、メスは飛べない代わりに素早く這って動きます。


ヒメカツオブシムシ

基本的には動物性の繊維を好みますが、化学繊維の汗などで汚れている箇所にも住みついて食べてしまうこともあります。成虫の体長は4~5ミリですが、幼虫期の体長は8~9ミリの大きさまで成長する大きいものです。また、成虫期間が300日と長く、長期に渡って繊維に住みつき食べていきます。また、大きくなるため食欲旺盛な虫であるため、住みつかれてしまった衣類は、お直しに出すのが難しいほどのダメージを受けてしまうこともあります。


ヒメマルカツオブシムシ

ヒメカツオブシムシとほぼ同じ習性ですが、幼虫期・成虫期ともにヒメカツオブシムシの半分程度の大きさです。

お気に入りのお洋服は、衣類害虫によるダメージもきちんとお直しして、大切に着たいと思う方もいらっしゃることでしょう。当店では、サイズ直し、袖直し、丈つめ、幅詰めなどの基本的なお直しはもちろんのこと、セーターやニットの修理やお直しを専門に、衣類のメンテナンスを対応させていただいております。大切なお洋服の衣類害虫によるダメージでお困りでしたら、ぜひ専門店である当店にご相談ください。

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